球磨焼酎の未来予想図

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球磨焼酎の未来予想図
〜堤酒造のこれから〜

「房の露が大きな製造施設で求めやすい焼酎をつくり、堤酒造が小回りをきかせて多彩な商品を世に出す」というのが兄弟蔵(堤酒造・房の露)の今後の方針。そんななか堤酒造が球磨焼酎業界で初の取り組みを始めました。料理酒の開発です。人吉球磨地方では昔から料理にも焼酎を使っていました。「産地だから当たり前だ」と誰も気にも留めていなかったそうですが、調べると料理をおいしくする効果があることが分かりました。堤酒造では、蒸留した焼酎を3年以上熟成し、そこに独自開発した酵母を加えてさらに寝かせた「金の料理酒」を製造。「肉や魚の臭みを取って、素材のうまみを引き立てます」と堤副社長も太鼓判を押します。堤酒造のホームページには有名料理人の推奨コメントやレシピも多数掲載。堤副社長は「基本は球磨焼酎の伝統を守ること。そこから新しいものをつくり出す挑戦をこれからも続けたい」と決意を語ります。

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